こんにちは、なべです。
昨今の投資ブームで資産形成をする人が増加していますが、物価高で食料品の値段が高騰したり、エネルギー需要の拡大で電気・ガスなどの値段が高騰している中投資にお金を回すのはとても大変ですよね。
投資初心者の中には「もう少し投資に回すお金を増やしたないな」「保険の見直しやサブスクの解約はしたけど他に節約できることないかな」と考えている人も多いかと思います。
そこで今回は固定費の一つ「電気料金」の節約について解説していきます。毎月必ず支払うものなので、ここを減らすことによって今後の資産形成に大きな影響を与えることでしょう。
なぜ電気料金の見直しが重要なのか
はじめに、毎月掛かる固定費は水道代・ガス・電気など様々ありますが何故電気料金を節約することが重要か説明していきます。
こちらは財務省が行っている家計調査で水道・光熱費を項目別に分けたグラフになります。
グラフで分かる通り電気料金が全体の約半分を電気料金が占めています。ここの金額を抑えることによって節約効果が大きくなってきます。
電気料金は毎月発生するため、無駄なコストを減らすことで年間を通じて大きな節約効果が期待できます。例えば、毎月1,000円節約できれば、1年間で12,000円、10年間で12万円もの差が生まれます。
また、電気料金の見直しは「一度やれば長期間メリットが続く」という点も魅力的です。例えば、格安SIMに乗り換えるときは設定変更が必要だったり、クレジットカードの見直しでは使い勝手が変わったりすることがあります。しかし、電気料金プランの変更は申し込みをすれば自動的に適用されるため、手間がかからず簡単に節約が可能です。
電気料金を見直す前にチェックすべきポイント
電気料金をお得にするには、まず「今の契約内容」を把握することが大切です。具体的にチェックすべきポイントは次の3つです。
1.現在の電気料金プランを把握する
・契約している電力会社はどこか?
・契約アンペア数はどれくらいか?(30A、40Aなど)
・時間帯別料金が適用されているか?(昼と夜で料金が違うプランなど)
2. 過去1年分の電気使用量を確認する
・毎月の電気使用量(kWh)はどれくらいか?
・季節ごとにどれくらい変動しているか?(夏や冬は多く、春や秋は少ないなど)
3. 家族構成やライフスタイルの変化を考慮する
・単身世帯から家族世帯に変わった
・在宅勤務が増え、日中の電気使用が多くなった
・子どもが独立し、使用量が減った
これらを把握することで、自分に最適なプランを選びやすくなります。
4. お得な電気料金プランの選び方
電気料金を安くするには、次の3つの方法が効果的です。
1. 電力会社のプランを比較する
2016年の電力自由化により、大手電力会社(東京電力・関西電力など)以外にも「新電力会社」を選べるようになりました。新電力会社の多くは、大手電力会社よりも安い料金プランを提供しているため、比較してみる価値があります。
2.時間帯別料金を活用する
電気料金は「いつ使うか」によって変わるプランがあります。例えば、夜間の電気代が安くなるプランなら、洗濯や食器洗い乾燥機を夜に使うだけで節約になります。
3.セット割を活用する
電気とガス、インターネットなどをまとめて契約すると割引になるセットプランもあります。家計全体の固定費を抑えるのに効果的です。
自分に最適な電気料金プランを決めてみよう
前述した内容を簡単に比較できるのが電気・ガス見直しサイト「エネチェンジ」 です。登録不要かつ無料で利用可能です。私も会員登録は行っていません。
まずはリンクからエネチェンジのページに移動します。
そうしたら、電気を選ぶから「今のお住まいで電気を切り替え」クリック。
次に必要事項を入力していきます。
電気の使用量は月ごとに詳しく入力するとシュミレーション結果の精度が向上します。分からない人は大体でも大丈夫です。
下にスクロールして3つの項目には必ずチェックを入れましょう。
プランが表示されるので詳細ページをクリック。
プランを選び申し込みを始める。
私が選んだプランはエネチェンジから申し込み出来ないため、電力会社に直接電話して資料請求しました。
以上でエネチェンジの説明は終わりです。
サイトでは3万円~4万円の節約と書いてありますが、実際は月千円~2千円なので年間1~2万円の節約となります。
詳細を知りたい場合は電話で確認するのが確実です。
プラン変更時の注意点
プラン変更時には以下の3つの点を採用している物は選ばないようにしましょう。
市場連動型を選ばない
エネルギーの原料価格が安いと電気代が安くなるが、現在価格が高騰すると電気代が青天井で跳ね上がってしまう。
キャッシュバック等のキャンペーンをアピールしている
以下の3点がお勧めしない理由です。
- 電気代が割高、もしくは市場連動型のケースが多い
- 特典を受け取る条件が複雑かつ時期も当面先のケースが多く、特典を受け取ることが出来ない可能性が高い
- 解約の際、違約金が発生するケースが多い
電気代料金をさらに節約するための簡単な工夫
電気プランの見直しに加えて、日常的にできる節約方法もあります。
1.家電の待機電力を減らす
テレビや電子レンジは、使っていないときでも電力を消費しています。使わない家電のコンセントを抜くだけで、年間数千円の節約になります。
2.LED照明に変更する
白熱電球や蛍光灯をLEDに変えると、消費電力が約1/4~1/5になります。初期費用はかかりますが、長い目で見ると圧倒的にお得です。
3.省エネ家電を活用する
エアコンや冷蔵庫は、最新の省エネモデルの方が消費電力が少なくなります。10年以上使っている家電は買い替えを検討するのもアリです。
4.こまめに電源を切る習慣をつける
エアコンや照明をつけっぱなしにしないだけでも、電気代は大幅にカットできます。「使わないときは消す」を習慣化しましょう。
まとめ
電気料金の見直しは、一度行えば継続的に節約できる「手間がかからないお得な方法」です。さらに、こうして浮いたお金を貯蓄や投資に回せば、将来的な資産形成にもつながります。
例えば、毎月3,000円節約して、それを投資に回した場合(年利5%で運用)
・10年後:約47万円
・20年後:約123万円
となり、節約したお金が資産を増やす大きな力になります。
「資産を増やしたいけど、投資を始めるのが怖い」という方は、まずは電気料金の見直しから始めてみてはいかがでしょうか?日々の小さな工夫が、未来の大きな資産につながります!